これまで日本のハウスメーカーは、
木材の多くを輸入材に頼ってきました。
外国産木材の利用は、
材料運搬の際に排出されるCO2の問題、
国内の森林保全などにも影響を与え、
地球環境にも影響をもたらします。
こうした現状に対し、東横建設では、
神奈川県産の木材を積極的に使うことで、
環境問題や地域産業にも貢献する企業活動を推進。
SDGsの観点からも大切な、未来につなぐ地元そだちの
サステナブルな住まいづくりを実現します。
脱炭素社会の実現に貢献
日本の建設資材における国産材利用率は40%前後とされています。世界有数の森林資源に恵まれながら、それらを活用できていないことは国内産業の課題ともいえます。さらに、木材を外国から運搬することは、多量の燃料がかかるとともにCO2を排出し、地球温暖化の原因にもなってしまいます。「ウッドマイレージ(木材輸入量×輸送距離)」という指標によると、日本は世界トップの数値が出ており、木材を輸入から国産にすることで大幅にCO2排出を削減し、脱炭素化社会の実現に貢献できます。
森林環境の保全を実現
森林の樹木は定期的に間伐や伐採をすることで健やかに成長していきます。国産木材を使用することは、森を常に循環させることにつながります。また、森林が健全な状態で維持されることで、木材の品質そのものを向上できます。
世界のSDGs達成につながる
「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、世界の環境問題対策のスローガンです。国産木材を積極的に活用することは、次世代の豊かな環境と、私たちの快適な暮らしづくりにつながります。
地域の経済を活性させる
国産の木材を使用することで、それに関わるさまざまなビジネスが生まれ、地域の産業も活性化されます。森林の管理、木材の製材業や運輸業、ハウスメーカーなどの需要が増え、就業人口の増加や、地域経済の振興も期待されます。
木材利用促進法の改正にともない
木材の利用がさらに拡大
令和3年、「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律」(令和3年法律第77号)が成立。これにともない、公共建築物に限定されていた木材利用促進法が、改正に伴って一般建築物全般も対象になりました。今後も木材の利用は拡大することが予測され、東横建設も神奈川県産の木材を積極的に使用することで、地元に貢献したいと考えています。
東横建設では、
かながわ県産木材の正規流通ルートである
「神奈川県森林組合連合会林業センター」より、
主にスギ・ヒノキの原木を仕入れ選別されたものを、
一戸建ての主要構造部などに使用しています。
県内で最も多く造林されている樹種。赤みがあり、木目がはっきりしています。材質が柔らかく加工が容易で、柱・天井板や壁の内装材などに用いられます。
スギに比べ白く、仕上げ面に美しい光沢があり、特有の芳香があります。高い耐久性・耐水湿性を持ち、土台・柱・内装などに使われます。
林業は〈伐採〉→〈植林〉→〈育林(下刈、枝打、間伐等)〉→〈伐採〉→・・・の繰り返しです。森林は、この循環を維持することにより健全な状態が保たれます。県では、このような循環の中から生み出された木材を、県民の皆さんに積極的に利用していただく「かながわ木づかい運動」を推進し、森林の持続的な保全を目指しています。地元神奈川の木を積極的に使い、県民共通の財産である神奈川の森林を育てていきましょう。
【かながわ県産木材産地認証制度】
県産木材の利用促進と安定的な供給のため、神奈川地域で生産する木材を認証しています。
Made from Kanagawa
木材生産の流れをご紹介
●林業センター
●認証を受けた木材
●丹沢・箱根ヒノキ合板